・法律的には土日休みにできる?
このような悩みを解決します!
この記事では、育休明けの土日出勤は断れるのかを紹介していきます。
土日休みにする方法についても紹介していますので、休みの日を調整したい方はぜひ参考にしてみてください。
育休明けに土日出勤は断れる?
結論からお伝えすると、育休明けに土日出勤を断ることはできません。
これは厚生労働省のホームページにも書かれています。
育児・介護休業法上の時間外労働の制限や所定外労働の免除の申出については、所定労働時間以外の勤務を一定程度制限する効果を有します。しかし、所定労働時間が土日に設定しなおされた場合には、土日出勤の免除は受けられないことになります。
その際には、労働条件の変更の際に十分協議し、子の養育のため土日に出勤できないなどの事情がある場合には、労働契約法の規定(※)も踏まえ、その事情に十分配慮することが望まれます。
子育てしている人は「育児・介護休業法」という法律で、勤務時間を減らすことはできます。
ただ休みの日を変更できる権利はありませんので、法律上土日出勤を断ることは難しいです。
育休前は土日休みだったのに育休明けに土日出勤となった場合
育休前は土日休みだったのに育休明けに土日出勤となるパターンには、次の2つがあると思います。
- 会社全体の方針が変わって土日出勤になった
- 自分だけ土日出勤になった
会社全体の方針が変わってどの従業員も土日出勤になった場合には、育休明けでも土日出勤を断ることはできません。
これは会社全体の変更であって、嫌がらせのたぐいではないからですね。
対して嫌がらせのように自分だけ土日出勤にされた場合には、土日出勤を断れるケースもあります。
法律では育児をしている人に対して、不当な扱いをすることを禁止しています。
ですので育休明けに嫌がらせのように土日出勤にされた場合は不当な扱いになる可能性がありますので、土日出勤を断れる可能性があります。
これまでの内容をまとめると、基本的には育休明けでも土日出勤は断れないということになります。
育休明けに土日休みにする方法
ここからは、育休明けでも土日休みにする方法について紹介していきます!
会社と相談する
まずはじめにやるべきことは、会社と相談することです。
法律的には土日出勤を断れませんが、会社が土日休みを許してくれれば休日を調整することもできます。
従業員のことを考えている会社であれば休みの相談には応じてくれると思いますので、まずは会社に相談してみるといいですよ。
土日休みの会社に転職する
会社に相談しても休みを調整できなかった場合には、土日休みの会社に転職するのもありです。
やはり子育てをしていくなら土日休みのほうが都合がいいです。土日で保育園が休みでも問題ないですし、行事ごとにも参加できます。
またこのタイミングで転職することで、子育てに合った働き方をできるようにもなります。
例えば「フルリモート勤務」「週2-3日勤務」みたいな感じですね。
ぶっちゃけ土日出勤を避けるとかは関係なく、子育てが始まったタイミングでキャリアチェンジするのはけっこうおすすめです。
この先ことあるごとに土日出勤を悔やむくらいなら、このタイミングで子育てに合った働き方に変えておくといいですよ。
ちなみに今は女性向けの転職エージェントもありまして、子育てママに合った「フルリモートOK」「1日4時間勤務」みたいな求人も簡単に見つけられます。
転職エージェントはすべて無料で使えますので、転職に興味があるならサクッと無料会員登録をしてとりあえず求人でもながめて見るといいですよ。
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育休明けに土日休みにできなかった場合の解決策
ここからは育休明けに土日休みにできなかった場合の解決策について紹介していきますね。
時短勤務にして土日にやるべきことを減らす
育児休暇から復帰した際に、希望通りに土日休みにできない場合もあります。そんな時、仕事と家庭の両立を図るために効果的な解決策の一つは、時短勤務を利用して平日の仕事量を調整し、土日にやるべきことを減らす方法です。以下に、具体的なステップと考慮すべき点を説明します。
1. 時短勤務の導入
まず、育休明けに希望する働き方が叶わない場合、時短勤務を検討することが重要です。時短勤務により、平日の勤務時間を短縮することで、仕事の負担を軽減し、土日にかかる負担を少なくすることができます。会社の就業規則や労働条件に基づいて、どのような形で時短勤務が可能かを確認しましょう。
2. 具体的な時間設定
時短勤務を導入する際は、具体的にどのくらいの時間を短縮するかを決める必要があります。例えば、1日あたりの勤務時間を1〜2時間短縮することで、平日の業務を効率的に進めることができます。どの時間帯を短縮するかは、仕事の内容や個人のライフスタイルに応じて調整します。
3. 業務の優先順位付け
時短勤務にすることで時間が制限されるため、業務の優先順位を付けることが重要です。重要なタスクや締切のある仕事を優先し、そうでない業務は後回しにする、または部下や同僚に委任することで、効率よく業務を進めることができます。
4. 仕事の効率化
時短勤務を実現するためには、仕事の効率化も重要です。タスク管理ツールを活用したり、会議の時間を短縮したりすることで、限られた時間内で効率的に業務をこなすことができます。また、プロジェクトの進捗状況を定期的に確認し、無駄な作業を減らす努力も必要です。
5. 土日の過ごし方を見直す
時短勤務により平日の負担が軽減された場合でも、土日の過ごし方を見直すことで、さらに余裕を持つことができます。家庭での役割分担を見直したり、家事を効率よく進めるための方法を検討したりすることで、土日をよりリラックスした時間にすることが可能です。
6. 会社とのコミュニケーション
時短勤務を希望する場合、会社とのコミュニケーションが欠かせません。上司や人事担当者としっかり話し合い、具体的な勤務形態や業務の調整について合意を得ることが必要です。会社の方針や他のスタッフとの調整も考慮しながら、最適な勤務形態を模索しましょう。
土日はベビーシッターなどに育児をお願いする
育児休暇明けに土日休みを確保できない場合、仕事と育児の両立が難しくなることがあります。そんな時、土日の育児をベビーシッターや他の支援者にお願いすることが有効な解決策です。以下に、その具体的な方法と考慮すべきポイントを説明します。
1. ベビーシッターの利用を検討
まず、土日の育児をサポートしてくれるベビーシッターの利用を検討しましょう。ベビーシッターは、自宅で子どもの世話をしてくれるため、安心して仕事に集中することができます。信頼できるベビーシッターを見つけるためには、口コミや紹介を活用すると良いでしょう。
2. ベビーシッターサービスの選定
多くのベビーシッターサービスが存在しますので、自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。信頼性や経験、料金体系などを比較検討し、最適なサービスを選びましょう。また、事前に面談を行い、子どもとの相性やシッターの対応力を確認することも大切です。
3. 公的サポートの活用
自治体や地域の子育て支援センターなどが提供する公的な育児サポートも活用しましょう。週末に利用できる一時保育やファミリーサポートセンターのサービスを利用することで、費用を抑えながら育児のサポートを受けることができます。
4. 友人や家族の協力
土日の育児をお願いできるのは、必ずしもベビーシッターだけではありません。友人や家族に協力をお願いすることも一つの方法です。特に、信頼できる人に子どもの世話を任せることで、安心して仕事に取り組むことができます。事前にスケジュールを調整し、協力をお願いするタイミングを決めておきましょう。
5. 育児と仕事のバランスを見直す
土日の育児をサポートしてもらうことで、平日の仕事と育児のバランスを見直すことができます。例えば、平日に集中して仕事を片付け、週末は育児に専念する時間を確保することで、効率的に両立を図ることができます。また、仕事の負担を軽減するために、時短勤務や在宅勤務を併用することも検討しましょう。
6. 子どもの安心感を確保
ベビーシッターや他の支援者に育児をお願いする際、子どもの安心感を確保することが大切です。事前に子どもとシッターとの時間を設け、信頼関係を築くことが必要です。また、シッターに対して子どもの習慣や好み、特別な注意点を詳しく伝えることで、子どもが安心して過ごせる環境を整えましょう。
土日はパートナーに育児を協力してもらう
育児休暇から復帰した際に、土日休みが確保できないこともあります。そんな時、パートナーに育児を協力してもらうことが大きな助けになります。土日にパートナーが育児を担当することで、仕事に専念しやすくなり、家族全体の生活バランスが取りやすくなります。以下に、パートナーに協力してもらうための具体的な方法を紹介します。
1. コミュニケーションを大切にする
まず、パートナーとしっかりとコミュニケーションを取ることが重要です。育児と仕事の両立についての悩みや、土日に育児の協力をお願いしたい理由を率直に伝えましょう。お互いの意見や希望を共有することで、理解と協力が得やすくなります。
2. 具体的な役割分担を決める
パートナーに育児を協力してもらう際には、具体的な役割分担を決めておくことが大切です。例えば、朝の準備、食事、遊びの時間、夜の寝かしつけなど、具体的なタスクを明確に分担することで、スムーズな育児が可能になります。役割分担を決める際には、お互いの得意分野やスケジュールを考慮しましょう。
3. パートナーの意識を高める
育児は夫婦で協力するものだという意識を共有することが大切です。育児に対するパートナーの理解と意識を高めるために、育児に関する情報を共有したり、一緒に育児書を読んだりすることが有効です。また、パートナーが積極的に育児に参加できるよう、日常的なサポートや励ましも欠かさず行いましょう。
4. 柔軟な対応を心がける
計画通りに物事が進まないこともあるため、柔軟な対応が求められます。パートナーと協力して、必要に応じて役割分担を見直したり、サポートをお願いしたりすることで、状況に応じた適切な対応が可能になります。また、お互いの体調や気分に配慮し、無理のない範囲で協力し合うことが重要です。
5. 定期的な話し合いを行う
定期的に話し合いの場を設け、育児や仕事の状況についてお互いの意見を交換しましょう。これにより、育児に関する悩みやストレスを共有し、問題解決のためのアイデアを出し合うことができます。お互いに感謝の気持ちを伝えることも、協力関係を強化するために大切です。
6. パートナーのサポートを認める
パートナーが育児に協力してくれることに感謝し、そのサポートを認める姿勢を持ちましょう。感謝の言葉やちょっとしたサプライズなどで、パートナーの努力に対する感謝を伝えることで、より良い協力関係を築くことができます。